私が回天記念館の存在を知ったのは、つい最近のことです。
回天記念館のある大津島は、私が一度行きたいと思っていた只只という宿がある島でした。正確には只只は大津島とつながっている馬島にあるのですが、大津島と馬島は陸路で行き来できるため同じ島という感覚です。
戦争について、何が真実で何が真実ではないのか、その時代を生きていない私にとっては判断がつきません。もしかしたら、その時代に生きていたとしても、わからないのかもしれません。
回天記念館に訪れた時、この回天記念館の資料を守った毛利勝郎氏のことが書かれていました。敗戦の日に、回天の資料や隊員の遺品を米軍の接収から命がけで守ったというのです。このとき、資料を守ることができなかったら、私が回天のことを知ることはなかったかもしれません。どれだけ大変なことだったのか、私には想像がつきません。
回天記念館と鹿児島にある知覧特攻平和会館を訪れて感じたことは、この時代に生きていた方々の残してくださったものが今の日本だということです。
大切なことは、戦争のあった事実を忘れないことと、心に感じたことをいつまでも忘れずにいることではないかと思いました。
また、少し落ち込むことや嫌なことがあっても、ここにくると自分の悩みは、とても些細なものだと感じさせられます。もっと大切なことがあるのではないかと気づかせてくれます。
回天記念館は、山口県のJR徳山駅から徒歩でいける徳山港から出港するフェリーまたは高速船で行くことができます。回天記念館は1時間もあれば見学が終わりますが、回天訓練基地までの移動を考えると、島には2時間から3時間は滞在する方が良いと思います。また水平線に沈む夕陽を眺めたいのなら、島に宿泊することをお勧めします。
日帰りで観光する場合
- 往路は徳山港9:30⇒馬島港9:48、復路は馬島港14:00⇒徳山港14:26がお勧めです。
- 回天記念館の開館時間は8:30~16:30、水曜日は休館です。
費用について
- 高速船は片道大人1名710円です。支払方法は現金のみです。
- 回天記念館は、大人1名300円です。
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