美山荘を訪れるまでは、女将とは一度顔をあわせればよい方。夕食の時やチェックアウトの時に顔を見られれば丁寧な対応を受けたと感じていました。
美山荘だけは違います。夕食の配膳はもちろん、朝の目覚めの1杯梅湯を部屋まで運んでくれたのは女将でした。簡単な挨拶と会話を交わすだけですが、その短い間に女将は足りないものをチェックし、こちらが何も言わなくても、先回りして用意されています。
ゲストに不自然さを感じさせない完ぺきな対応は、滞在している私たちにとって大変心地がよく、今まで訪れたどの宿でも感じられなかった居心地の良さでした。
朝ごはんも炊き立てのご飯とみそ汁が足りなくなる頃、女将または係りの方が部屋に訪れ、ご飯をよそってくださいました。
調味料が主張していないのにしっかりした味がする品々は、素材の味をかみしめながらいただきました。朝食も1時間以上かけゆっくりと楽しみました。
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