12月の下旬に老舗料亭旅館山の尾のランチを頂くことにしました。
本当は泊まりたかったのですが、今回は節約して美食を楽しむことを目的にしていたので昼食のみなのでした。
入口から老舗旅館の伝統の重みが伝わってきます。苔むした門は、とてもステキでした。
入口には立派な金屏風があり、ソファにも貝殻をあしらったチェアがありました。手入れの行き届いた凛とした空気の漂う建物でした。
食事のコースは2980円のランチコースから、数万円する懐石料理まで選べます。
今回選んだのは6980円の香箱ガニ御膳。
香箱ガニの炊き込みご飯かなーと思っていたら、コレです。
香箱ガニがドーンと1人1杯。
ほかのコースを頼んだ場合も2000円で香箱ガニを頂けるようです。これ、オススメですよ。
旅館で夕食としていただく場合は、かなり高額になってしまうと思うのです。実際に2名1泊2食付きで10万円を超える宿泊費の宿がいくつかありました。
土日の予約だから、尚更高くなってしまいます。
節約したい方は値段で諦めずに、是非ランチで香箱ガニを楽しんでみてください。
なぜ、香箱ガニ、香箱ガニとありがたがってるかというと
香箱ガニは、11月から2月までしか頂けないズワイガニのメスで、特に卵が美味しい蟹なのです。
しかも最近は香箱ガニの数が減少しているため、12月下旬以降にとれた香箱ガニを逃がしているとのこと。山の尾の方は、12月頃の香箱ガニを特に美味しく感じると言っていました。
では、この6980円の香箱ガニ御膳の中身とは· · ·
こんな感じです。
いきなり登場!の香箱ガニ
香箱ガニ 卵黄のソースと土佐酢
自家製のゆずジュース
美しく盛り付けられているのですが、おいしいといわれる卵の部分は、足の下に上品に
そして、たくさんつまっていました。
「次は二の膳です」と説明があり、机の上に並んだのは・・・
こざくら
ふくらぎ←大きくなるとぶりです
かぼちゃ
ごぼう
せり
かわえび
とりのまつかわに
かにのつめ
きす
いも(ごろうだ?)
きんじそう(加賀野菜)
奥にある器の中身は・・・
治部煮。すだれふは下のほうにありました。
これがメイン?!香箱ガニの炊き込みご飯。
2人前でこの迫力です。
最後にわらび餅
香箱ガニの炊き込みご飯がボリュームあるので、男性も満足できると思います。
また二の膳で、金沢の郷土料理の鴨治部鍋を頂けるのは、観光客として嬉しいです。
予約が必要なランチですが、この香箱ガニをみたら、わざわざ金沢の山の尾を選んでよかった。
そう思いました。
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